ブンゴウサーチ

扉は語らず(又は二直線の延長に就て)

小舟勝二

『扉は語らず』は青空文庫で公開されている小舟勝二の短編作品。4,544文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
4,544文字
人気
0PV
書出

1 「事件は今から六年前、九月三十日、午後八時から九時までの間に、いわゆる東京六大百貨店の一、S百貨店に突発した、小いさな出来事だ。大百貨店に於ける一装飾工の惨死! このことに興味を抱いた君が、これからS百貨店へ行って、六年以上勤続の店員に訊ねることは無駄だ。恐らく、誰もそんな事件に就いては初耳だ、と答えるだろうから――  然し、当夜此の惨事に立会ったものは、店内関係者としては装飾部主任とその部

初出「猟奇」1930(昭和5)年4月号
底本「猟奇」傑作選 幻の探偵雑誌5
表記
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。