長塚節歌集3 下
長塚節
『長塚節歌集』は青空文庫で公開されている長塚節の中編作品。17,180文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
| 文字数 | 60分以内 17,180文字 |
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| 書き出し書出 | 明治四十四年 乘鞍岳を憶ふ 落葉松の溪に鵙鳴く淺山ゆ見し乘鞍は天に遙かなりき 鵙の聲透りて響く秋の空にとがりて白き乘鞍を見し 我が攀ぢし草の低山木を絶えて乘鞍岳をつばらかにせり おほにして過ぎば過ぐべき遠山の乘鞍岳をかしこみ我が見し 乘鞍と耳に聲響きかへり見て何ぞもいたく胸さわぎせし おもはぬに天に我が見し乘鞍は然かと人いはゞあらぬ山も猶 くしびなる山は乘鞍かしこきろ山の姿は目に |
| 初出 | |
| 底本 | 長塚節名作選 三 |
| 表記 |
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