長塚節歌集3 下
長塚節
『長塚節歌集』は青空文庫で公開されている長塚節の中編作品。20,233文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 20,233文字 |
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書き出し書出 | 明治四十四年乘鞍岳を憶ふ落葉松の溪に鵙鳴く淺山ゆ見し乘鞍は天に遙かなりき鵙の聲透りて響く秋の空にとがりて白き乘鞍を見し我が攀ぢし草の低山木を絶えて乘鞍岳をつばらかにせりおほにして過ぎば過ぐべき遠山の乘鞍岳をかしこみ我が見し乘鞍と耳に聲響きかへり見て何ぞもいたく胸さわぎせしおもはぬに天に我が見し乘鞍は然かと人いはゞあらぬ山も猶くしびなる山は乘鞍かしこきろ山の姿は目にかにかくに乘鞍を... |
初出 | |
底本 | 長塚節名作選 三 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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