こほろぎの死
村山籌子
『こほろぎの死』は青空文庫で公開されている村山籌子の短編作品。2,590文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 2,590文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | ある日、うす寒い秋でしたのに、一匹のこほろぎが単衣を着て、街へ仕事をさがしに出掛けましたが、此間までつとめてゐた印刷工場で足の上へ重い活字箱を落としてけがをして首を切られ、けがをした足は益々ふくれるばかりで、どこにも雇ひ手はありませんでした。 |
初出 | 「少年戦旗」戦旗社、1929(昭和4)年9月 |
底本 | 日本児童文学大系 第二六巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。