NIELS BOHR
仁科芳雄
『NIELS BOHR』は青空文庫で公開されている仁科芳雄の長編作品。28,602文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
| 文字数 | 1時間〜 28,602文字 |
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| 書き出し書出 | §１．Bohr の地位．今日の純物理學界に於て，最も重きをなす世界人は Niels Bohr である．Planck 老い Einstein 衰へた今日，其右に出づるものは見當たらない．勿論各國共その國内に於ては色々の意味に於て權威者はある．又各專門に於てそれぞれの第一人者は存在する．然しこれ等の人々を一堂に集めた時，名實共に備はつた碩學を選んだとすれば，Bohr はその首位に推される人である．それは今日迄の Bohr の業績が，自然科學の最も深い基礎を左右する大飛躍であ... |
| 初出 | |
| 底本 | 岩波講座物理學Ⅰ.B. 學者傳記 |
| 表記 | 旧字旧仮名 |
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