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湯川博士の受賞を祝す

長岡半太郎

『湯川博士の受賞を祝す』は青空文庫で公開されている長岡半太郎の短編作品。4,027文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
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30分以内
4,027文字
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書出

我邦では敗戰の創痍未だ癒えず、媾和條約未だ締結されず、國民は暗雲に鎖された氣持ちに包まれている際、湯川博士がノーベル賞を受けられた吉報に接したのは、黒雲の一隅から一條の日光が燦爛たる輝きを示した心地がして、專門家に限らず大衆に至るまで、歡聲をあげて喜びを同じくしました。

初出「技術聯盟講演」1949(昭和24)年12月17日
底本長岡半太郎隨筆集 原子力時代の曙
表記
旧字旧仮名
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