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明治開化 安吾捕物17 その十六 家族は六人・目一ツ半

坂口安吾

『明治開化 安吾捕物』は青空文庫で公開されている坂口安吾の中編作品。22,112文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
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60分以内
22,112文字
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書出

「ねえ、旦那。足利にゃア、ロクなアンマがいないでしょう。私ゃ足利のアンマになってもいいんですがね。連れてッてくれねえかなア。足利の師匠のウチへ住み込みでも結構でさア。どうも、東京を食いつめちゃったよ」  足利の織物商人仁助の肩をもみながら、アンマの弁内が卑しそうな声で云う。

初出「小説新潮 第六巻第五号」1952(昭和27)年4月1日
底本坂口安吾全集 10
表記
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