青空文庫の児童文学全作品

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作品名著者読了時間文字数人気書き出し
月下のマラソン牧野信一10分以内2,660

一  ……去年の春だつた。

一  ……去年の春だつた。

秋雨の絶間牧野信一10分以内2,904

一  一降り欲しいとのぞんだ夏の小雨が、終日降り続いて、街の柳に煙つたかとみると、もうそれは秋雨と呼ばなければならない。

一  一降り欲しいとのぞんだ夏の小雨が、終日降り続いて、街の柳に煙つたかとみると、もうそれは秋雨と呼ばなければならない。

その日のこと〔『少年』〕牧野信一5分以内759

たゞぼんやりと――自分は安倍さんの顔を瞶めた、必ずや自分の顔も安倍さんと同じやうに蒼然と変つてゐたに違ひない――大正十年三月五日午後二時十分――ちよつと自分はテーブルを離れて、どこだつたか歩いてゐた、さうしてテーブルのところへ帰らうとして、ストーブの前へ来た時、向方から慌しく駆けて来た安倍さんが、 「アツ……君々、大井君が死んだとさ……」 「えツ?」まさか、そんなことはあるまい、――と自分は思つた

たゞぼんやりと――自分は安倍さんの顔を瞶めた、必ずや自分の顔も安倍さんと同じやうに蒼然と変つてゐたに違ひない――大正十年三月五日午後二時十分――ちよつと自分はテーブルを離れて、どこだつたか歩いてゐた、さうしてテーブルのところへ帰らうとして、ストーブの前へ来た時、向方から慌しく駆けて来た安倍さんが、 「アツ……君々、大井君が死んだとさ……」 「えツ?」まさか、そんなことはあるまい、――と自分は思つた

島新美南吉5分以内148

おーい見えたと マストから、梟みたいに よんでゐる。

おーい見えたと マストから、梟みたいに よんでゐる。

ボールの行方小川未明10分以内3,765

正ちゃんは、いまに野球のピッチャーになるといっています。

正ちゃんは、いまに野球のピッチャーになるといっています。

ペスをさがしに小川未明30分以内4,231

土曜日の晩でありました。

土曜日の晩でありました。

猟師と薬屋の話小川未明10分以内3,737

村に一人の猟師が、住んでいました。

村に一人の猟師が、住んでいました。

世の中のこと小川未明5分以内1,793

たいそう外科的手術を怖ろしがっている、若い婦人がありました。

たいそう外科的手術を怖ろしがっている、若い婦人がありました。

もののいえないもの小川未明30分以内4,475

敏ちゃんは、なんだかしんぱいそうな顔つきをして、だまっています。

敏ちゃんは、なんだかしんぱいそうな顔つきをして、だまっています。

政ちゃんと赤いりんご小川未明30分以内4,081

田舎のおばあさんから、送ってきたりんごがもう二つになってしまいました。

田舎のおばあさんから、送ってきたりんごがもう二つになってしまいました。

僕は兄さんだ小川未明5分以内1,697

「お母さん、ここはどこ?」  お母さんは、弟の赤ちゃんに、お乳を飲ませて、新聞をごらんになっていましたが、義ちゃんが、そういったので、こちらをお向きになって、絵本をのぞきながら、 「さあ、どこでしょう。きれいな町ですね。義ちゃんも大きくなったら、こんなところへいってごらんなさい。」と、おっしゃいました。

「お母さん、ここはどこ?」  お母さんは、弟の赤ちゃんに、お乳を飲ませて、新聞をごらんになっていましたが、義ちゃんが、そういったので、こちらをお向きになって、絵本をのぞきながら、 「さあ、どこでしょう。きれいな町ですね。義ちゃんも大きくなったら、こんなところへいってごらんなさい。」と、おっしゃいました。

古いはさみ小川未明10分以内2,187

どこのお家にも、古くから使い慣れた道具はあるものです。

どこのお家にも、古くから使い慣れた道具はあるものです。

冬のちょう小川未明10分以内3,019

すがすがしい天気で、青々と大空は晴れていましたが、その奥底に、光った冷たい目がじっと地上をのぞいているような日でした。

すがすがしい天気で、青々と大空は晴れていましたが、その奥底に、光った冷たい目がじっと地上をのぞいているような日でした。

左ぎっちょの正ちゃん小川未明10分以内2,813

正ちゃんは、左ぎっちょで、はしを持つにも左手です。

正ちゃんは、左ぎっちょで、はしを持つにも左手です。

母犬小川未明5分以内1,770

どこから、追われてきたのか、あまり大きくない雌犬がありました。

どこから、追われてきたのか、あまり大きくない雌犬がありました。

花とあかり小川未明5分以内950

母ちょうは子ちょうにむかって、 「日が山に入りかけたら、お家へ帰ってこなければいけません。」とおしえました。

母ちょうは子ちょうにむかって、 「日が山に入りかけたら、お家へ帰ってこなければいけません。」とおしえました。

はちの巣小川未明30分以内4,116

ある日、光子さんは庭に出て上をあおぐと、青々とした梅の木の枝に二匹のはちが巣をつくっていました。

ある日、光子さんは庭に出て上をあおぐと、青々とした梅の木の枝に二匹のはちが巣をつくっていました。

二少年の話小川未明10分以内3,239

達ちゃんの組に、田舎から転校してきた、秀ちゃんという少年がありました。

達ちゃんの組に、田舎から転校してきた、秀ちゃんという少年がありました。

夏の晩方あった話小川未明5分以内1,282

「おじさん、こんど、あめ屋さんになったの。」  正ちゃんは、顔なじみの紙芝居のおじさんが、きょうは、あめのはいった箱をかついできたので、目をまるくしました。

「おじさん、こんど、あめ屋さんになったの。」  正ちゃんは、顔なじみの紙芝居のおじさんが、きょうは、あめのはいった箱をかついできたので、目をまるくしました。

隣村の子小川未明5分以内1,814

良吉は、重い荷物を自転車のうしろにつけて走ってきました。

良吉は、重い荷物を自転車のうしろにつけて走ってきました。

手風琴小川未明10分以内2,997

秋風が吹きはじめると、高原の別荘にきていた都の人たちは、あわただしく逃げるように街へ帰ってゆきました。

秋風が吹きはじめると、高原の別荘にきていた都の人たちは、あわただしく逃げるように街へ帰ってゆきました。

小さな弟、良ちゃん小川未明10分以内3,102

良ちゃんは、お姉さんの持っている、銀のシャープ=ペンシルがほしくてならなかったのです。

良ちゃんは、お姉さんの持っている、銀のシャープ=ペンシルがほしくてならなかったのです。

谷にうたう女小川未明10分以内3,259

くりの木のこずえに残った一ひらの葉が、北の海を見ながら、さびしい歌をうたっていました。

くりの木のこずえに残った一ひらの葉が、北の海を見ながら、さびしい歌をうたっていました。

空晴れて小川未明10分以内3,743

山間の寂しい村には、秋が早くきました。

山間の寂しい村には、秋が早くきました。

すいれんは咲いたが小川未明10分以内2,233

金魚鉢にいれてあるすいれんが、かわいらしい黄色な花を開きました。

金魚鉢にいれてあるすいれんが、かわいらしい黄色な花を開きました。

しんぱくの話小川未明10分以内3,109

高い山の、鳥しかゆかないような嶮しいがけに、一本のしんぱくがはえていました。

高い山の、鳥しかゆかないような嶮しいがけに、一本のしんぱくがはえていました。

真吉とお母さん小川未明10分以内3,735

真吉は、よくお母さんのいいつけを守りました。

真吉は、よくお母さんのいいつけを守りました。

少年と秋の日小川未明10分以内2,824

もう、ひやひやと、身にしむ秋の風が吹いていました。

もう、ひやひやと、身にしむ秋の風が吹いていました。

正ちゃんとおかいこ小川未明10分以内2,469

東京の町の中では、かいこをかう家はめったにありませんので、正ちゃんには、かいこがめずらしかったのです。

東京の町の中では、かいこをかう家はめったにありませんので、正ちゃんには、かいこがめずらしかったのです。

三月の空の下小川未明10分以内3,046

花の咲く前には、とかく、寒かったり、暖かかったりして天候の定まらぬものです。

花の咲く前には、とかく、寒かったり、暖かかったりして天候の定まらぬものです。

子供の床屋小川未明5分以内1,674

一  町はずれに、大きなえのきの木がありました。

一  町はずれに、大きなえのきの木がありました。

曠野小川未明10分以内3,005

野原の中に一本の松の木が立っていました。

野原の中に一本の松の木が立っていました。

子うぐいすと母うぐいす小川未明5分以内1,695

毎朝きまって、二羽のうぐいすが庭へやってきました。

毎朝きまって、二羽のうぐいすが庭へやってきました。

黒いちょうとお母さん小川未明10分以内2,175

このごろ毎日のように昼過ぎになると、黒いちょうが庭の花壇に咲いているゆりの花へやってきます。

このごろ毎日のように昼過ぎになると、黒いちょうが庭の花壇に咲いているゆりの花へやってきます。

きれいなきれいな町小川未明10分以内2,711

あるところに、かわいそうな子どもがありました。

あるところに、かわいそうな子どもがありました。

希望小川未明5分以内1,826

夏の晩方のことでした。

夏の晩方のことでした。

からすとかがし小川未明5分以内1,481

太吉じいさんは、百姓が、かさをかぶって、手に弓を持って立っている、かがしをつくる名人でした。

太吉じいさんは、百姓が、かさをかぶって、手に弓を持って立っている、かがしをつくる名人でした。

おじいさんが捨てたら小川未明10分以内2,230

ある日、おじいさんはいつものように、小さな手車を引きながら、その上に、くずかごをのせて、裏道を歩いていました。

ある日、おじいさんはいつものように、小さな手車を引きながら、その上に、くずかごをのせて、裏道を歩いていました。

おかめどんぐり小川未明5分以内1,422

ねえやの田舎は、山奥のさびしい村です。

ねえやの田舎は、山奥のさびしい村です。

お母さんはえらいな小川未明5分以内1,074

いちばん下の勇ちゃんには、よくおなかをいためるので、なるべく果物はたべさせないようにしてありましたから、ほかの兄さんや、姉さんたちが、果物をたべるときには、勇ちゃんの遊びに出て、いないときとか、また夜になって、勇ちゃんが寝てしまってから、こっそりとたべることにしていました。

いちばん下の勇ちゃんには、よくおなかをいためるので、なるべく果物はたべさせないようにしてありましたから、ほかの兄さんや、姉さんたちが、果物をたべるときには、勇ちゃんの遊びに出て、いないときとか、また夜になって、勇ちゃんが寝てしまってから、こっそりとたべることにしていました。

いちじゅくの木小川未明5分以内1,768

年郎くんと、吉雄くんは、ある日、学校の帰りにお友だちのところへ遊びにゆきました。

年郎くんと、吉雄くんは、ある日、学校の帰りにお友だちのところへ遊びにゆきました。

赤い実小川未明10分以内2,193

だんだん寒くなるので、義雄さんのお母さんは精を出して、お仕事をなさっていました。

だんだん寒くなるので、義雄さんのお母さんは精を出して、お仕事をなさっていました。

月と海豹小川未明10分以内3,623

北方の海は銀色に凍っていました。

北方の海は銀色に凍っていました。

マルは しあわせ小川未明5分以内854

マルは かわいい ねこです。

マルは かわいい ねこです。

芽は伸びる小川未明30分以内5,149

一  泉は、自分のかいこが、ぐんぐん大きくなるのを自慢していました。

一  泉は、自分のかいこが、ぐんぐん大きくなるのを自慢していました。

みけの ごうがいやさん小川未明5分以内714

あかとらが、みけに であって、 「その くびに つけた、ぴかぴかする ものは なんですか。」 と ききました。

あかとらが、みけに であって、 「その くびに つけた、ぴかぴかする ものは なんですか。」 と ききました。

はつゆめ小川未明10分以内2,274

正ちゃんは まだ ふとい バットを ふれなかったので、きょねんは おうえんだんちょうに なりました。

正ちゃんは まだ ふとい バットを ふれなかったので、きょねんは おうえんだんちょうに なりました。

しろくまの 子小川未明5分以内618

しろくまは、ほっきょくかいに のぞんだ アラスカ または シベリアに すんで います。

しろくまは、ほっきょくかいに のぞんだ アラスカ または シベリアに すんで います。

しゃしんやさん 小川未明5分以内848

あつい 日でした。

あつい 日でした。

三人と 二つの りんご小川未明5分以内746

「かずおちゃん、どうして なみだを だしたんだい?」 と、たろうさんが ききました。

「かずおちゃん、どうして なみだを だしたんだい?」 と、たろうさんが ききました。