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5分以内で読める桜間中庸の短編児童文学作品

青空文庫で公開されている桜間中庸の児童文学作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1-41件 / 全41件
作品名著者読了時間人気
桜間中庸
5分以内
とて馬車とろとろ峠の眞晝よひらひら蝶々よ青い空だよとろとろかげろふ白い道だよゐねむりとろとろ馬車屋の爺さよとろとろお馬も足並おそいよお客もとろとろ何だかとろとろとろとろ峠は遠い道だよ。
朝の山道桜間中庸
5分以内
朝ぎり流れる山のみちほのぼの――草つぱふんで足のつゆしつとり――蝶々はねてるねむの葉にひつそり――匂ふよほうら栗のはなほんのり――ほういと呼んでる誰だろかほういと――きりに吸はれて細いこゑほういと――。
お馬がかへる桜間中庸
5分以内
お馬がかへる鑛山からかへるさくらの花を鞍につけてお馬がかへるだまつてかへる峠を越せば影がながい。
蚊遣火桜間中庸
5分以内
厩のねわらをかへたあと庭に蚊遣火たきました弟ねかして母さんはそつととなりへ風呂もらひ宿題してゐるまどのそと遠くで花火の消える音。
蝙蝠桜間中庸
5分以内
ひつそり蝙蝠を待つてた草の葉は夜露にぬれてたそつと高く投げた草履蝙蝠が落ちたやうだぞまがきの向の細い音まがきをつんとのぞいたら酸つぱい花の香が泌みた。
七面鳥のこゑ桜間中庸
5分以内
七面鳥のこゑは空までとほるあをい空だからカロカロカロロととほる七面鳥のこゑは若草をぬけるよい風だからカロカロカロロとぬける。
すかんぽ原桜間中庸
5分以内
すかんぽ原は夕やけしてた赤ん坊おぶつて探していつたすかんぽ原はつくしのにほひどこかで子供のうたごゑしてたすかんぽ原はトンネルつづきこもつたおとで汽笛がしてた。
ほろほろほろりん桜間中庸
5分以内
ほろほろほろりん垣のそとをどこのねえやだかゆきましたほろほろほろりん細いこゑで赤ん坊あやしてゆきましたほろほろほろりん月夜でせう椿の花だかおちました。
山の駅桜間中庸
5分以内
汽車がきてます山の驛驛長さんと機關手とお話してます立つたまゝ生れたお國のことなどを馬もきてます馬車の馬プラツトホームは山つづき月見草など咲いてゐて虫がこもつて鳴いてますまもなく出るでせうあの汽車は時計をみてます驛長さん空をみながら機關手は機關車の方へ歩きます雲が近くてこの驛は汽笛の音がふくれますトンネルからきたあの汽車はまたトンネルに入るでせう。
青い窓桜間中庸
5分以内
へちま垂れてる青い窓――ピアノの音してた青い窓――だれだか知らない住んでゐた――どこだか知らない越してつた――いつも通つてく學校道――へちま搖れてる青い窓――。
一番幌馬車桜間中庸
5分以内
駈けて行きます霧の街一番幌馬車カポカポと駈けてゆきます霧の街柳並木のアスフアルトランタンゆれます霧のなかぬれてほのかなあかりです駈けてゆきます霧の街古いみやこのはやい朝。
お空の川桜間中庸
5分以内
お空を流れる白い川ミルクの色の遠い川あれは鷺でせう白い鳥ほつかりほわりと渡ります笹の葉に吹く風の音さらさら流れる音のやう鷺のお使ひ二つ星ほつかりほわりと渡ります。
お巡さん桜間中庸
5分以内
朝の八時は鈴懸にほうやり霧が吸はれてる警察署まへの停留所お巡りさんが降りてくる降りますつゞいてお巡りさんみんな鈴懸くぐります襟立てマントは短かくてチカチカサーベル光りますウエハス色のビルデングまもなく窓が開くでせう。
開通祝ひ桜間中庸
5分以内
明治通りのアスフアルト開通祝ひのいゝ日です銀バス並んで通ります黒いおひげの市長さん今日は視察の燕尾服銀バスは今通りますぽぽんと花火があがりますお祝する音いゝひゞきおひげで笑ふ市長さん。
草の実桜間中庸
5分以内
知らないか知らないか子牛は草の實知らないか子牛のしつぽの草の實を知らないよ知らないよ子牛は草の實知らないよ子牛のしつぽの草の實をきつとだろきつとだろ草の實ぽいと乘つただろ子牛がみちくさくつたとき。
白ホテル桜間中庸
5分以内
港の風の吹いて來る海岸通りの白ホテル異人の子供がつきましたテリヤもおともでつきましたホテルのポーチのボウイさん英語で案内いたしますグツドモーニングマイデアグツドモーニングマイデア。
水兵さん桜間中庸
5分以内
水兵さんのまちを水兵さんがとほるタツプタツプタツプ水兵さんだ水兵さん水兵さんと水兵さんタツプタツプタツプセイラアパンツパンツとパンツタツプタツプタツプどこまでつゞくアカシヤ並木タツプタツプタツプ。
月夜桜間中庸
5分以内
月夜はみんな青いでせう山羊の髭も青いでせう白熊の背も青いでせう月夜はみんな青いでせうチユウリツプ畑も原つぱも野菜畑も青いでせう月夜はみんな青いでせうピアノの鍵盤の音までもみんなみんな青いでせう。
月夜のバルコン桜間中庸
5分以内
バラのお家のバルコンは蟻さん月見のお客樣「ほうら月だ」と手をあげるバラのお家のバルコンは蝶さん月見のお客樣「とてもいゝね」とうたつてるバラのお家のバルコンは風さん月から吹いてきて「お月のまつり」を話してる。
波とかもめ桜間中庸
5分以内
藻はゆれ藻はゆれ波はゆれかもめツイツイ波をするホラツツイとさあをいお空にあをいうみかもめフワリとびたつたホラフワリとさ翼がぬれるにしよつぱいにもいちどツイツイ波をするホラツツイとさ藻はゆれ藻はゆれ波はゆれかもめツイツイ波をするホラツツイとさ。
日光浴室桜間中庸
5分以内
日光浴室蔦がここまでのびましたらるらる光がもつれます日光浴室鳩が影してとびましたガラスの外のあをい空日光浴室母さん毛糸をほぐします冬が近くにきてませう日光浴室ぼくはベツドで手をのばすおひるのドンがなりました日光浴室いちにち白いお部屋ですいちにち白いお部屋です。
花とお馬桜間中庸
5分以内
お馬がたれたなあがいおくび菜の花たべようとそうろりたれた花がゆれた黄色い花だよお鼻のところでゆうらりゆれたお馬はたべぬお花をたべぬお耳をたれてにほひをかいでる。
馬場桜間中庸
5分以内
馬場は四角だ四角に歩め足並そろへてホイトロツトトロツト青い空馬場は四角だ四角に馳けろたてがみユサユサホイギヤロツプギヤロツプ雲がとぶ。
街の灯桜間中庸
5分以内
見てたよ窓からじつと遠い街の灯ほらねお星樣の下の空ぼーつと明かつたよそしてねお星樣うすかつた死んでるのあつたよ知つてるあの遠い街にいゝことうんとあるんだ。
桜間中庸
5分以内
波止場近くの白い船波が寄せますタポタポンホラタポタポン甲板に並んだ白い服海をみてますトロトロリホラトロトロリお空にのびてるメーンマスト鴎が飛びますサツサラリホラサツサラリ。
港にはいる汽船桜間中庸
5分以内
みなとの海はみどりのびろうどテーブル掛のやうな白い船がはいる汽笛はふくれてみなとにあふれるみんなデツキでこちらをみてる空からひらりとハンケチ落ちたちがふあれだよ白いかもめよ。
港のあいさつ桜間中庸
5分以内
お船とお船で笛がなる笛がなる汽笛であいさつぽうお天氣さんぽうお天氣さんお船とお船で手をあげる手をあげる右手であいさつほういごきげんさんほういごきげんさん。
コスモスとお母さま桜間中庸
5分以内
コスモスの咲いてるお庭お母さまはせんたくなさるコスモスの花より高くお母さまは竿をあげなさるコスモスとお母さまとせいくらべせいくらべコスモスはとても咲いてるミルクの色の雲も浮いてる。
レインコートを着たてんと虫桜間中庸
5分以内
春の雨は絹の雨レインコートのてんと虫ペンペン草のてつぺんで明日も雨だと知らせてる春の風はそより風レインコートのてんと虫ペンペン草のてつぺんで南の風だと知らせてる。
お月さまとお星さま桜間中庸
5分以内
黄金のお皿へ兎がとびこみましたバアラリと黄金色の金平糖が紫色のびろうどに散りました兎もお皿の中で黄金になりました。
鴎と月桜間中庸
5分以内
鴎が月を追ひかけるひいふうみいよいむなやこのと波をこえてこえて鴎が月を追かける。
虹のある日桜間中庸
5分以内
森のずつと奧の沼のほとりで銀狐が三匹ミルク色の雲にのつて七色の橋を渡つてくる天使の夢をみてゐました。
春になる桜間中庸
5分以内
雲が浮いてらあ――猫柳が浮いてらあ――キラツと魚のお腹が光つたよ。
桜間中庸
5分以内
葉の葉かげにポツチリと青い瓦斯燈つきましたガス燈の下にはダイヤモンド色の露がルビーの皿に一杯です今夜は黄金蟲が招かれてきます。
むぐらと月桜間中庸
5分以内
むぐらの子供が散歩に出かけます月はミルクをかけたやうにほんのりしてゐますむぐらの子供はいひませう「蟲けらよりうんとおいしいだらう」つて。
椰子と黒ん坊桜間中庸
5分以内
黒ん坊たちは椰子の實を落します青い湖水に月が降りてゐます椰子の實が湖水に落ちて月がこはれます花粉になつて散ります黒ん坊は月から生れたでせう青い光をきてゐます黒ん坊たちは椰子の實を落します。
夢の国桜間中庸
5分以内
お目目のおへやの小ちやいドアーをそつと誰だかしめてゆくおめめのおへやの小ちやいドアーはしまつたままではひらかないおめめのおへやの小ちやいドアーをゆめはトン/\入つてくる。
赤い電車桜間中庸
5分以内
東京の街から出てゐる二本のレールは原つぱをつききつて青い空の下を、ずつとあちらまでつゞいてゐます。
ごわごわごむ靴桜間中庸
5分以内
山と山との間に小さい川があります。
動物列車桜間中庸
5分以内
空は美しく澄みわたつてゐて、青い西洋皿をさかさにしたやうに山と山との間にかゝつてゐました。
ゴムフウセン桜間中庸
5分以内
ボクカケテツタカケテツタ。
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