5分以内で読める青空文庫の短編児童文学作品
青空文庫で公開されているすべての著者の児童文学作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
151-200件 / 全467件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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ウミベノマヒゴ | 村山籌子 | 5分以内 | |
ウミベヘツイタ時ニハ、カイガンノスナハ人デマツクロニナツテイマシタノデ、オ母サンハヨシヲサンニ、「マヒゴニナラナイヤウニネ。 | |||
雨の歌 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
雨がふる雨がふるさびしい雨滴でも聴かうかいや、いやさうだ鞭(むちう)つやうに蹴るやうにつよく、つよくはげしくつよく、はげしくふつてくれ。 | |||
海辺にて | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
浪よ浪、浪ここまでおいで浪よ浪、浪つかまへておくれどんと打つてくりやそらにげた浪よ浪、浪ここまでおいで腹がたつたか浪よ浪さつとひくとき砂の小山をけちらした。 | |||
葭切鳥 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
よしきりこきり葭(よし)がゆれてもとびだすななんでもないぞ河風だよしきりこきり葭の笛をふいてみせ葭の笛ができたらばおらにも一つくれないか。 | |||
港の唄 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
みなとのはるのよあめもよひどこからきたのかふながかりみなとのてんまにひがついたひとつぽつちりひがついたみなとのはるのよあめもよひてんまであかごがないてゐた。 | |||
筏乗り | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
やまのやまのおくやまの谿(たに)からでてきた筏乗り筏のうへの日やながかんべくわえ煙管でのんきだなやまのやまのおくやまの谿から出てきたいかだのりさとへのみやげか岩躑躅一枝くれてゆくもんだ。 | |||
渚 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
千鳥のあしあと小さいなよあけの渚にでてみたかよあけの渚のどんど波波がわすれた砂の上ちどりのあしあとかわいいな。 | |||
稲かけ | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
いねかけゆツさゆさ雀(すずめ)の子どもがあそんでたいねかけゆツさゆさすずめのこどもが喧嘩(けんくわ)したいねかけゆツさゆさすぐまたなかよくしやべつてた。 | |||
百舌鳥 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
百舌鳥やきいりきり鉄砲ぶちにきをつけろあつちみろこつちみろもずやきいりきり枯草山に火をつけろ。 | |||
雪 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
きれいなきれいな雪だこと畑も屋根もまつ白だきれいでなくつてどうしませう天からふつてきた雪だもの。 | |||
昔語り | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
昔、昔のそのむかし昔の話をきかさうかぢぢがこどものそのころも山には霧がかかつてた森には小鳥がないてゐた。 | |||
鶸 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
山奥でついーん、ついーんとないてゐるのは鶸の子そのやまおくのほそみちのながいことついーん、ついーんとないてゐる鶸の子。 | |||
春 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
のろいなのろいななのはなのはたけのなかをゆく汽車はひらひらひいらあとからその汽車追つかける蝶々(てふてふ)。 | |||
鳶 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
とんびぴいひよろ輪をかいてみせろ泣く子はきらいだ泣く子のうへのたかいそらでとんびぴいひよろぐるりと大きな輪をかいて泣く子にみせろ。 | |||
田圃にて | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
たあんき、ぽーんきたんころりんたにしをつツつく鴉(からす)どんはるのひながのたんぼなかたあんき、ぽーんきたんころりんわれもひとも生きもんだあんまりひどくしなさんなたあんき、ぽーんきたんころりん鴉はきいても知らぬ顔はるのひながのたんぼなか。 | |||
おや雀 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
おや雀おや雀もう日が暮れるくらくなる日がくれてくらくなつたらどうしよう何処に行かうぼつちやんわたしの巣をかへせ子どもをかへせ。 | |||
鰹釣り | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
父よおいらも行きてえな大きな海のまんなかでおいらも鰹(かつを)が釣つてみてえなおいらも船にのりてえなまつてろまつてろその腕が樫(かし)の木のやうになるまで。 | |||
春の海のうた | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
さしたりひいたりはるのしほはるのひながのあをいうみひよつこりいそがしづんだらぴよつこりおふねがうきだしたぴよつこりおふねがういたらばひよつこりいそがしいづんだいそとおふねのかくれんぼそれをみてゐたかもめどりかもめもかもめでかくれんぼひよつこり... | |||
雪虫の唄 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
どんより雪空ピアノの音……ふわふわふわふわ雪女郎小女郎ピアノの音からまひだしてピアノがやんだら消えちやつた。 | |||
燕 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
きりきりつばめ燕(つばめ)、どこいつたわたしの目へ飛びこんだきりきりさへづつて飛びこんだとおもつたらもう彼方をとんでゐた。 | |||
鶏 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
うちの鶏こけこつことなりの鶏こけこつこだんだんあかるくなつてきたみなさんおはやうこけこつこそうら、お日様でてきたぞ。 | |||
時雨 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
からすからす巣にかへれ峠の時雨がやつてきた雀(すずめ)もかへれ竹藪へたうげのしぐれがやつてきた。 | |||
冬の木木 | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
ふゆがきたとて木は裸春になるまで木は裸ちらちら雪がふつてきてはなをきものにきるけれどそれが消えるとまた、裸。 | |||
手ぶくろ | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
あたしの手套桔梗色雪のふる日はおもひだすなくした一つの手ぶくろよのこつた一つのてぶくろよ。 | |||
あとがき | 新美南吉 | 5分以内 | |
はじめて世に出る童話集なので、心のなかでひやひやしてゐます。 | |||
ひかる | 新美南吉 | 5分以内 | |
ひるはどこもがひかるんだ。 | |||
月から | 新美南吉 | 5分以内 | |
月からきたねこ、屋根にゐる。 | |||
深呼吸 | 新美南吉 | 5分以内 | |
クリームのやうににほふから、――朝の空気はにほふから、通風筒は深呼吸。 | |||
デパートの窓 | 新美南吉 | 5分以内 | |
デパートの窓の、カーテンがするりとあいた。 | |||
ひなた | 新美南吉 | 5分以内 | |
ひなたよ、ひなたよ、まるいけむりよ。 | |||
そりとランターン | 新美南吉 | 5分以内 | |
ランタンともしたそりだから、ひばなみたいにはしつてる。 | |||
乳母車 | 新美南吉 | 5分以内 | |
坊やがせがむと乳母車、つばきの花をつけられる。 | |||
熊 | 新美南吉 | 5分以内 | |
熊は月夜に声きいた。 | |||
明日 | 新美南吉 | 5分以内 | |
花園みたいにまつてゐる。 | |||
島 | 新美南吉 | 5分以内 | |
島で、或(ある)あさ、鯨がとれた。 | |||
ごろぜみ | 新美南吉 | 5分以内 | |
ごろぜみ、ごつとんでろよ。 | |||
カンテラ | 新美南吉 | 5分以内 | |
カンテラカンテラ坑の奥、坑夫の肩をてらしてる。 | |||
光 | 新美南吉 | 5分以内 | |
畑の光のなかにゐる。 | |||
一れつ | 新美南吉 | 5分以内 | |
一れつ一れつならんでる、土人が浜べにならんでる。 | |||
お月さまを | 新美南吉 | 5分以内 | |
お月さまをみいあげた。 | |||
どらが鳴る | 新美南吉 | 5分以内 | |
どらんどらんどらんどらが鳴る。 | |||
月の角笛 | 新美南吉 | 5分以内 | |
月が角笛夜ふけにふいたぽうぽうぽうよ、ぽうぽうぽうよ。 | |||
よい家 | 新美南吉 | 5分以内 | |
イワノーイツチ窓あけた。 | |||
井戸 | 新美南吉 | 5分以内 | |
カヤナの村の朝の井戸、おほぜい子供が来てました。 | |||
苔人形 | 新美南吉 | 5分以内 | |
苔人形はつくられた、木の実や苔や白樺で。 | |||
りんごの車 | 新美南吉 | 5分以内 | |
りんごが三かごのつてる車、ころころいつた。 | |||
輪まはし | 新美南吉 | 5分以内 | |
ついぢの椿の花のした、ここから輪まはしかけてつた。 | |||
雀の歌 | 新美南吉 | 5分以内 | |
小さい卵のなかにゐるかあいゝ坊やよでゝおいで、みんなはおまえを待つてゐる。 | |||
仔牛 | 新美南吉 | 5分以内 | |
仔牛は日向にたつてゐた細い四足すつきり伸びて小さいひづめは繁縷ふんで。 | |||
沼の家 | 新美南吉 | 5分以内 | |
母さんお窓をしめましよう、もう郭公鳥は鳴きませぬ。 |
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