青空文庫で公開されている宮原晃一郎の児童文学作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
むかし三保松原に伯良といふ漁夫がゐました。
いつの頃でしたか、九州の果の或(ある)海岸に、仙蔵と次郎作といふ二人の漁師がをりました。
林の中に行つてみると、紅のいろをした美しい蛇いちごが生つてをります。
それはずつと大昔のことでした。
日吉さんの秀雄さんは今年七つ。