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爆薬の花籠

海野十三

『爆薬の花籠』は青空文庫で公開されている海野十三の長編作品。113,741文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜
113,741文字
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書出

祖国近し房枝は、三等船室の丸窓に、顔をおしあてて、左へ左へと走りさる大波のうねりを、ぼんやりと、ながめていた。

初出「少女倶楽部」1940(昭和15)年6月~1941(昭和16)年6月号
底本海野十三全集 第7巻 地球要塞
表記
新字新仮名
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